解説
伊藤の勧めで1.5億円で購入
健康問題さえなければ牝馬三冠も秋古馬王道三冠さえも狙える器だが、同時代に複数の怪物がいる
母のダイナカールは牝馬五冠馬だが、VMでの対決でファニーホースに心を折られたことがある
阪神JFは逃げで競り合った末に直線手前で空回りしてからの圧勝とポテンシャルを見せつける
チューリップ賞後に熱発を起こしなんとか立て直した桜花賞でも逃げる形となり、クビ差まで迫られるが残しきって母娘三冠への希望を繋いだ
オークスは始終完璧に折り合って完勝。秋華賞ではファビラスラフィンとの壮絶な一騎打ちを僅かに制して、見事に無敗の母娘三冠に輝いた
エリザベス女王杯ではスウィートメモリーを破り、リーゼングロス以来の牝馬5冠を達成して、牝馬現役最強(但し海外組を除く)を証明する
絶好調で臨んだ有馬記念では、超ハイペースの中で先行策を取り、苦しくなってからも勝負根性でへこたれず、
素晴らしい末脚を繰り出してきたナリタブライアンとフィアレスホースを紙一重で凌ぎきり、
スターロツチ以来36年ぶり3歳牝馬による有馬記念制覇&前代未聞の無敗の六冠牝馬となる。同時にファニーホースに完敗した母の仇も取った
G1を無敗で9連勝するが、10戦目に怨念の塊と化したピルサドスキーの競走馬寿命と引き替えにした走りに破れる
代償にピルサドスキーはジャパンカップに出られなくなった
繁殖に上がってからも優秀な仔を次々に輩出し青森の牧場のトップの座を狙うがヌシであるファニーには勝てず返り討ちにされ続けている
中距離ではマヤノトップガン、ファビラスラフィン、ナリタブライアン、ピルサドスキー、ボスラシャム、シングスピールに勝利した女傑
UMAを除いた馬の中では最強の実力を誇るワンダーホースにして理想のサラブレッド
能力
スピード:74→76→77
勝負根性:A→S
瞬発力 :A→EX
パワー :S
柔軟性 :1700-2500
賢さ :S
精神力 :A
健康 :B
気性 :普通(やや幼い)→改善
成長 :早め・持続
史実での活躍
牝馬と牡馬の力の差が明確だった時代に、牡馬のトップクラスと戦って好結果を出し続け、既成概念をぶちこわした97年の年度代表馬。
生まれた直後に伊藤雄二調教師に見初められ、知り合いの馬主に必死に売り込まれて購入される
2歳時から才覚を発揮し、健康問題で崩れたレース以外では全て好走
引退まで一流クラスの実力を誇り、「強い牝馬」として活躍した
引退後はアドマイヤグルーヴ・ルーラーシップという2頭のG1馬を送り出し、娘のアドマイヤグルーヴは2冠馬ドゥラメンテを輩出し、ドゥラメンテも種牡馬として活躍馬を輩出したがアドマイヤグルーヴ、ドゥラメンテ共に早世した事が惜しまれる。息子のルーラーシップは菊花賞馬キセキを輩出している。